130kmの球速を擬似練習しタイミング予測精度を上げる!「スイング時間0.2秒」

130kmの球速を擬似練習しタイミング予測精度を上げる!「スイング時間0.2秒」リリース時にスイングタイミングを予測しトップを作る

剛速球を科学する。人間は何キロの球まで打てる?

 野球史上、最も速いボールを投げたと公式に認められているのは1974年のノーラン・ライアン(当時エンゼルス)で、実に100.9マイル(162.4km)を記録。日本の記録では2008年にマーク・クルーン(巨人)が記録した162kmなのだが、実はこの時はホームランを打たれている。

(中略)

では、投手がボールをリリースしてからホームベースに到達するまでには、どれくらいの時間がかかるのだろうか。「ピッチャーのリリースポイントからバッターまでの到達時間を平均球速から予測すると、このようになります(右表)」

(引用:https://number.bunshun.jp/articles/-/12200

リズム音にあわせることで、130kmの球速を擬似練習しタイミング予測精度を上げる!ということで今回は、アビリティトレーナーで提供している動画で説明したいと思います。130kmを例に、リズム音にあわせて疑似練習を見て行きましょう。まず、GOを合図に、ピッチャーの投球モーション中の音が流れます。(タ、ターン・・・という導入音部分)ゆっくりとピッチャーの動きを想像して自身(バッター)の動きとシンクロし準備していく時間です。

 

 

■リリース音時にバッターはトップを作ります。

ピッチャーの投球モーション中の音が終わると、リリース時に音がなるので力まず自然なトップ状態にしておきます。そして実際にスイングするのか、ボールはどのコースなのか、ボールがミートポイントに到達するタイミングなどを予測して判断する為に時間を使います。

 

■到達タイミングを予測します(選択、判断、反応)

130kmのストレートの場合は約0.51秒で到達するのでこのタイミングを音を使いながら予想し習得していきます。約0.51秒後にボールの到達音がくるので、そこにあわせるようにスイングを開始していき、約0.2秒でスイングを完了させます。160kmなど球速が早ければ当然この時間は短くなります。逆に90kmなど球速が遅ければ長くなります。(遅い球速で練習すると、待ち切れずスイングが崩れてしまうかなども自己分析できます)

 

 

■スイングする

自身の予想(狙った)タイミングがきたら実際にスイングします。この球速によるタイミングの予測精度が上がってくると、黄色の矢印がでた瞬間に、ミートポイントで加速したバットを出せるようにもなっていきます。※ちなみにメジャー選手レベルだとスイング開始から0.1~013秒でスイングは完了するといわれています。

 

■スイング完了

最後にボールがキャッチャーに到達し捕球完了です。バッターはすでにフォロースルー状態に入っています。

それでは実際の練習動画をご覧ください。

 

【補足画像あり】130km/h カウント有り10回1セット リズム『F』音

いかがでしたでしょうか? アビリティトレーナーでは、130kmに限らず、90kmや160kmなど複数の球速対応はもちろん、実践を想定したタイミング(ランダム)の練習コンテンツも提供しています。ぜひリズム音を使った練習の参考にしてみてください。